【独占】「さよなら、そしてありがとう」—アドベンチャーワールドのパンダ4頭、中国返還の舞台裏と知られざる物語

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パンダファミリー全員帰国へ。なぜ今?

2025年6月末、和歌山・アドベンチャーワールドで愛されてきた4頭のジャイアントパンダ、良浜(らうひん)、結浜(ゆいひん)、彩浜(さいひん)、楓浜(ふうひん)が中国へ返還されます。これは日中共同のパンダ保護プロジェクト契約が8月で満了するためで、パンダたちにとって負担の少ない涼しい時期を選んでの帰国となりました。

パンダたちのプロフィールと意外なエピソード

良浜(らうひん) 24歳 | 日本生まれのベテラン母パンダ。10頭の赤ちゃんを育てた“スーパー母さん”。高齢期に入り、医療体制が整った中国での生活が望ましいと判断

結浜(ゆいひん) 8歳 アドベンチャーワールドで一番大きく生まれた赤ちゃん(197g)。好奇心旺盛でおでこのとんがりがチャームポイント

彩浜(さいひん) 6歳 なんと出生時わずか75g!パーク史上最小で誕生し、母・良浜の愛情で奇跡的に成長。名前には「日常に彩りを与える存在に」という願いが込められている。

楓浜(ふうひん) 4歳 いい夫婦の日(11月22日)生まれ。パークの癒し系末っ子

中国返還の本当の理由と未来へのバトン

今回返還される4頭は全員メス。特に結浜・彩浜・楓浜は将来の繁殖を目指し、パートナー探しのため中国へ。良浜は高齢のため、より専門的な医療体制が整った中国で余生を送ることが最善と判断されました。

「4頭のパンダが健康で幸せに暮らし、新たな命をつなぐ役割を担うことへの期待を込めて送り出します」—アドベンチャーワールド公式コメント

日本のパンダ史に残る“良浜ファミリー”の奇跡

良浜は2000年、12年ぶりに日本で誕生したパンダ。以降、7回の出産で10頭の子どもを育て、日本のパンダ繁殖史を塗り替えました。

その子どもたちもまた、個性豊かで多くのファンを魅了。SNSでは「#良浜ファミリー」で多くの思い出写真がシェアされています。

知られざるデータと意外な事実

彩浜は出生時75gという日本記録的な小ささ。通常のパンダの赤ちゃんは100g前後なので、まさに“奇跡の生還”

良浜の母性は動物界でも注目され、海外の動物園関係者からも「世界で最も子育て上手なパンダ」と称賛されたことも。

2023年には父・永明(えいめい)が中国へ帰還し、32歳で生涯を終えました。良浜ファミリーの系譜は今後中国で新たな命へとつながります。

パンダ返還は終わりじゃない!アドベンチャーワールドの挑戦

町長や園長は「今後もパンダ保護プロジェクトを継続し、新たなパンダの来園を目指す」と表明

返還直前には“ガラス越し公開”や特別イベントも予定。ラストチャンスを逃さず、思い出をSNSでシェアしよう!

アドベンチャーワールドのパンダたちは、私たちに癒しと希望、そして命の大切さを教えてくれました。今度は中国で新たな物語が始まります。あなたの思い出や応援の声をSNSでシェアして、パンダたちの未来を一緒に応援しましょう!

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