へずまりゅうが奈良市議に初当選!元迷惑系YouTuberの転身劇

かつて“迷惑系YouTuber”として全国的に知られたへずまりゅう氏(本名:原田将大・34歳)が、2025年7月に行われた奈良市議会議員選挙で初当選を果たしました。そのニュースは瞬く間にSNSやメディアで拡散され、「なぜあのへずまが議員に?」という驚きと注目が集まっています。

今回の当選には、単なる知名度だけでなく、1年間にわたる奈良公園の鹿パトロール活動や、市民の声を受けたK-POPイベント予算の削減運動など、地道な地域貢献があったことが評価されています。炎上キャラから一転して、地域に根ざした活動を重ねてきた彼の“転身”が、今、多くの人の関心を集めているのです。

本記事では、へずまりゅう氏の当選の背景、政治家としての現在地、そして今後の注目点について、5つのポイントでわかりやすく解説していきます。

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目次

1. 地道な「鹿パトロール活動」が信頼を築いた

2024年7月、へずまりゅう氏は奈良公園で観光客による鹿への暴力行為を目撃。これをきっかけに、彼は「奈良のシンボルである鹿を守る」と決意し、毎日8時~17時にわたる鹿の見守り活動を1年間継続しました。

この活動は、最初はSNSのフォロワーたちにも驚きをもって受け止められましたが、次第に「意外と真面目」「本当に続けてる」といったポジティブな反応へと変化していきます。現地で実際に活動を目撃した人々の口コミが拡散され、地元メディアも取り上げるように。

このような“見せかけではない地域貢献”こそが、へずま氏が「ただの話題性」ではなく、市民からの信頼を得るきっかけになったのです。

https://go2senkyo.com/seijika/184180/posts/1159562

2. 「K-POPイベント予算削減」で評価された政治意識

奈良県では2025年に、2.7億円規模のK-POPイベントが計画されていました。しかし、へずまりゅう氏は「その予算、もっと市民に還元すべきでは?」とSNSで呼びかけ、反対署名活動を展開。

結果的に、約2.4億円の予算削減に成功。これにより「ただのパフォーマーではなく、政治的な意見を持つ存在」として注目を浴びました。

この件を通じて、「へずま=騒ぐだけの人」という過去のイメージから一転、「意外とまっとうなこと言ってる」「ちゃんと税金に向き合ってる」という印象を広げることに成功したのです。

3. 迷惑系YouTuberから市民代表へ ― 転身を可能にした背景

2019年頃までのへずまりゅう氏は、スーパーマーケットでの迷惑行為や突撃系の動画などで炎上の常連でした。逮捕歴もあり、SNS上では「社会的信用のない存在」として広く知られていたのも事実です。

しかし、本人は「更生し、本当に人の役に立ちたい」と語り、2023年以降は炎上コンテンツを封印。鹿の保護やゴミ拾い、SNSでの呼びかけなど、市民目線の活動を重ねていきました。

迷惑系から政治家へ。異色の経歴を持つ彼の当選は、「やり直せる社会」や「変化を許容する政治文化」の象徴ともいえるのではないでしょうか。

https://x.com/hezuruy/status/1947045719019491729?s=46&t=6mQMtxtbPxLvd6MFT4Jf6A

4. SNSで選ばれた政治家?当選の鍵は発信力と制度

へずまりゅう氏の当選要因としてもう1つ大きいのが、SNSでの圧倒的な発信力です。選挙期間中、X(旧Twitter)やYouTubeを駆使し、政策や現場活動をリアルタイムで共有。「誰にでもDMで返信」「会いに行ける候補者」として、若者層からの支持を集めました。

また、奈良市議選は**定数39人という“多選制”**であり、知名度や話題性が票につながりやすい制度的特徴も追い風となりました。

Yahoo!ニュース
へずまりゅう氏 奈良市議選当選確実!“3度目の正直"で議員に 出馬55人中最年少(よろず~ニュース) - Yaho...  任期満了に伴う奈良市議選(定数39)が20日、投開票され、無所属で出馬した動画配信業のへずまりゅう氏(34)の当選が確実となった。  現行定数で、過去最多の55人が立...

5. 今後の課題と、へずま市議への期待

へずまりゅう氏は当選後、「初心を忘れず、奈良市民のために働きたい」と宣言。公約には、以下のようなテーマが掲げられています:

外国人問題への対策 給食費の無償化 SNSでの市政報告と市民との対話

一方で、過去の経歴が消えるわけではなく、議員としての言動には今後も厳しい視線が向けられることは間違いありません。

しかし、「過去がどうであれ、今とこれからで信頼を得る」と誓う彼の姿勢に、“やり直し”や“再評価”の余地を信じる市民も少なくありません。政治家として本物になれるのか——注目はこれからです。

まとめ

へずまりゅう氏の奈良市議会初当選は、迷惑系YouTuberとしての過去を持つ一人の男が、真剣に地域と向き合い、評価され、新たな役割を担うようになった“社会の変化”を象徴しています。

政治とSNS、信頼と実績。これまで交わることのなかった世界が、今、地方政治の場で融合しようとしています。次に必要なのは、結果で応える姿です。

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