第8代「三井のリハウス」CMで鮮烈にデビューして以降、清純派から本格派へ――。若い頃の代表作から、2025年後期NHK連続テレビ小説『ばけばけ』での母・松野フミ役までを、時系列でわかりやすく整理します。
プロフィールと生い立ち
1981年生まれ。鹿児島に生を受け、大阪府東大阪市で育つ。幼少期から女優志望で、映画『あ・うん』に触れたことが目標を強くする契機に。 学生時代は部活動(例:バレーボール部、副キャプテン)やサッカー部マネージャーなどを経験。大阪府立玉川高校に進学するも、芸能活動に専念するため中退。 出身鹿児島生まれ・大阪育ち 生年月1981年 キーワード清純・自然体・確かな演技力

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デビューとリハウスガール時代
1997年、15歳でオーディション番組『ASAYAN』を経て第8代「三井のリハウス」ガールに選出。透明感ある佇まいでCMが話題となり、広告賞の受賞歴も。 翌年以降はドラマや映画に次々と出演し、若い頃から「可愛いだけじゃない」演技の確かさで注目を集める。
若い頃の飛躍と代表作
映画『大阪物語』(1999)で新人賞を多数受賞
市川準監督の『大阪物語』で映画デビュー。繊細な感情表現が評価され、新人賞を軒並み受賞。10代にして「演技派」の評価を確立した。
朝ドラ『ほんまもん』(2001)で全国区へ
2001年のNHK連続テレビ小説『ほんまもん』でヒロインを務め、清純で芯のある人物像を鮮やかに体現。幅広い世代から支持を獲得した。
『ジョゼと虎と魚たち』(2003)で本格派へ
難役に体当たりで挑み、キャリアの地平を広げた代表作。感情の機微をすくい取る演技で主要映画賞も受賞し、清純派の枠を越えた存在に。

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演技スタイルと役作り
作品や役柄に応じて体型や雰囲気まで変えるストイックなアプローチで知られる。見た目の変化が話題になることもあるが、根本には「役に最適化する」姿勢がある。 可憐さ/素朴さ/成熟した女性像など幅の広い人物を、それぞれの生活感ごと掬い上げる演技が持ち味。
- 自然体の芝居と細やかなニュアンス
- 役作りに伴う外見的アプローチ(髪型・メイク・体型)
- 時代劇から現代劇までのジャンル対応力
現在:朝ドラ『ばけばけ』の見どころ
2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』に、主人公トキ(髙石あかり)の母・松野フミ役で出演。 舞台は明治期の松江。異国の来訪者と怪談・神話を縁に心を通わせる物語のなかで、フミは神々の物語や見えない世界を語り継ぐしっかり者の母として、家庭と物語世界をつなぐ役回りを担う。

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Q&A|池脇千鶴についてよくある質問
Q1. いつデビューしたの?
A.1997年、15歳で第8代「三井のリハウス」ガールに選出されCMでデビューしました。
Q2. 若い頃の代表作は?
A.『大阪物語』(1999)、NHK朝ドラ『ほんまもん』(2001)、『ジョゼと虎と魚たち』(2003)などが代表的です。
Q3. 学歴や学生時代は?
A.大阪府立玉川高校に進学するも中退。中学ではバレーボール部の副キャプテン、高校ではサッカー部のマネージャーを務めたとされます。
Q4. 『ばけばけ』ではどんな役?
A.主人公トキの母・松野フミ。神話や見えない世界の物語に明るく、家族と物語世界の橋渡しをする存在です。
Q5. 若い頃と今で印象が変わった理由は?
A.役柄に合わせて外見や雰囲気を調整する役作りの影響が大きく、キャリア全体での表現の幅が広がったためです。
経歴年表(若い頃〜現在)
年(年齢) 出来事・出演 ポイント 1981(0) 鹿児島に生まれ、大阪で育つ 幼少期から女優志望 1997(15) 第8代「三井のリハウス」ガールに CMで鮮烈デビュー 1999(17) 映画『大阪物語』 新人賞を多数受賞 2001(19〜20) NHK連続テレビ小説『ほんまもん』 全国区の認知を獲得 2003(21〜22) 『ジョゼと虎と魚たち』 本格派へと飛躍 2007(25〜26) NHK大河ドラマ『風林火山』 時代劇でも存在感 2021(39) ドラマ『その女、ジルバ』 成熟した役柄で再評価 2025(43) NHK連続テレビ小説『ばけばけ』 主人公の母・松野フミ役/24年ぶり朝ドラ

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代表作ベスト5(解説付き)
1. 『大阪物語』(1999)
市川準監督の青春群像劇で映画デビュー。瑞々しい感性と確かな演技で新人賞を多数受賞し、若くして演技派の評価を確立。
2. 『ほんまもん』(2001|NHK連続テレビ小説)
全国的人気を獲得した朝ドラ。清純で芯の強いヒロイン像が広く支持され、池脇千鶴=「朝の顔」のイメージを決定づけた。
3. 『ジョゼと虎と魚たち』(2003)
難役に挑み、感情の振幅と奥行きを鮮烈に提示。高い評価を受け、本格派女優としての地位を盤石に。
4. 『風林火山』(2007|NHK大河)
時代劇でも存在感を発揮し、ジャンル横断の適応力を示したエポック。
5. 『ばけばけ』(2025|NHK連続テレビ小説)
明治期の松江を舞台に、主人公トキの母・松野フミとして物語世界と家庭をつなぐ要役。若い頃のヒロイン像から、成熟した母親像へとキャリアの厚みを示す最新作。
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まとめ
10代の鮮烈デビューから、朝ドラ・映画での飛躍、難役に臆さない挑戦を経て、2025年『ばけばけ』では家族と物語の間を結ぶ母親像を確かな演技で体現。
若い頃から現在まで一貫して、人物の生活温度と感情の手触りを丁寧に描き切る「生活感のある演技」が、池脇千鶴の最大の魅力です。