2025年10月4日、自民党総裁選の決選投票で高市早苗氏が小泉進次郎氏を破り、新たに第29代自民党総裁に選出されました。女性が自民党総裁に就任するのは史上初であり、臨時国会で首班指名を受ければ、日本の憲政史上初の女性総理大臣が誕生する見込みです。この記事では、高市氏の経歴や主要政策、家族構成まで最新情報をわかりやすくまとめています。
高市早苗が自民党総裁に選出【速報】
2025年10月4日、自民党総裁選の決選投票で高市早苗氏（64歳）が小泉進次郎氏を破り、党結党以来初となる女性総裁に選出されました。
2025年10月中旬に召集予定の臨時国会で首班指名を受ければ、憲政史上初の女性総理大臣が誕生する見込みです。
読売新聞オンライン：「自民党 総裁選挙 経歴:高市早苗氏の推薦人一覧・プロフィール」
（2025年10月4日公開）
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20251004-OYT1T50125
1回目投票では高市氏が183票を獲得しトップ、小泉氏の164票を上回り、その勢いのまま決選投票でも勝利しました。
参考：読売新聞、毎日新聞、ロイター通信（2025年10月4日報道）
高市早苗のプロフィールと経歴
- 生年月日：1961年3月7日（64歳）
- 出身：奈良県
- 所属：自由民主党（衆議院議員）
- 学歴：神戸大学経営学部卒業
学生時代と評論家活動
奈良県で育った高市氏は、大学卒業後にアメリカで政治を学び、帰国後はテレビの政治評論家として活動。その後、政界入りを果たします。
政界入りと初入閣
1993年に衆議院議員に初当選。以降、総務大臣、内閣府特命担当大臣（経済安全保障担当）など、複数の要職を歴任しました。特に経済安全保障分野での実績が評価されています。
「日本のサッチャー」と呼ばれる背景
強い保守的な主張や、経済安全保障への積極姿勢から、メディアや支持者から「日本のサッチャー」と称されることがあります。
高市早苗の主要政策と重点課題
高市新総裁は自民党総裁選で以下の政策方針を示しています。
1. 物価高対策と給付付き税額控除
物価上昇に苦しむ国民を支援するため、給付付き税額控除の導入を推進。低所得者層への支援を強化する方針です。
2. 積極財政と国債増発
「責任ある積極財政」を掲げ、景気下支えのために国債増発も辞さない姿勢を示しています。財務省の緊縮路線とは一線を画す立場です。
3. ガソリン税暫定税率の見直し
燃料コストを下げるため、ガソリン税の暫定税率の廃止・見直しを検討するとしています。
4. 経済安全保障の強化
半導体や重要資源の安定確保など、安全保障と経済の両立を図る政策に注力。経済安全保障担当大臣としての経験を活かす方針です。
5. 外交・安全保障政策
日米同盟を基軸としつつ、中国や周辺国への対応も慎重かつ積極的に取り組む姿勢を示しています。
高市早苗の家族構成
両親と生い立ち
父親は設備機械メーカー勤務、母親は奈良県警に勤める家庭に育ちました。弟が1人います。
山本拓氏との結婚・離婚・再婚
2004年に自民党衆議院議員の山本拓氏と結婚し、2017年に離婚。その後2021年に再婚しています。山本拓氏は農林水産副大臣を務めた経歴があり、政治一家の出身です。
家族関係
高市氏に実子はいませんが、山本氏の前妻との間にできた3人の子どもと家族を築いています。長男は福井県議会議員として活動しています。
高市早苗が女性初の総理候補として注目される理由
1. 保守派からの強い支持
明確な国家観と保守的な政策を打ち出し、自民党の保守層を中心に強い支持を集めています。
2. 政治経験の豊富さ
国会議員として30年以上のキャリアを持ち、総務大臣をはじめとする複数の大臣経験があります。この実績が信頼の基盤となっています。
3. 女性リーダーへの期待
「日本初の女性首相」という歴史的な期待がある一方で、外交・経済運営の実力が問われることになります。
4. 経済政策での独自性
財務省主導の緊縮路線と距離を置き、積極財政を掲げる点が、他の候補者との差別化要因となりました。
よくある質問（FAQ）
Q1. 高市早苗はいつから首相になる？
A. 2025年10月中旬に召集予定の臨時国会で首班指名される見込みです。正式な日程は今後発表されます。
Q2. 高市早苗の家族構成は？
A. 夫は元衆議院議員の山本拓氏。実子はいませんが、山本氏の前妻との間にできた3人の子どもと家族を築いています。
Q3. 高市早苗はどんな政策を掲げている？
A. 物価高対策、積極財政、ガソリン税暫定税率の見直し、経済安全保障の強化などを主要政策として掲げています。
Q4. 「日本のサッチャー」と呼ばれる理由は？
A. 強い保守的姿勢と明確な政策方針が、英国のマーガレット・サッチャー元首相に似ているとして、メディアや支持者から称されています。
Q5. 今までの主な役職は？
A. 総務大臣、内閣府特命担当大臣（経済安全保障担当）などを歴任。特に経済安全保障分野での実績が評価されています。
まとめ
高市早苗氏が自民党総裁に選出されたことで、日本は初めて女性首相を迎える可能性が現実となりました。
党結党以来初の女性総裁として、経済・外交・安全保障の難題に挑むことになります。「日本のサッチャー」と称される高市氏がどのようなリーダーシップを発揮するのか、今後の政権運営と国民の期待にどう応えるのか、大きな注目が集まります。
2025年10月中旬の臨時国会での首班指名を経て、憲政史上初の女性首相が誕生する見込みです。
参考文献・情報源
- 自民党総裁選、決選投票へ 1回目は高市氏トップ・小泉氏が2位 – ロイター
- 自民党総裁選【速報中】高市早苗氏が小泉進次郎氏を破って新総裁に – 読売新聞
- 自民党新総裁に高市早苗氏、初の女性 小泉進次郎氏を29票差で – 毎日新聞
- 高市早苗氏「日本のサッチャーに」 女性初総裁までの歩み – 日本経済新聞
- 高市早苗｜候補者情報｜総裁選挙2025 – 自由民主党
※本記事は2025年10月4日時点の公開情報をもとに作成しています。最新情報は各公式発表をご確認ください。